30歳からのブログ。

無口な人見知りが30代を豊かにするブログ。できることから挑戦します。

内気な僕が映画「パンク侍、斬られて候」のエキストラに参加した時の話し

f:id:giriholiday30:20180711112124j:plain

 

去年(2017年)の7月某日。

映画「パンク侍、斬られて候」のエキストラに参加しました!

 

もう公開されたから感想書いていいよね?

実を言うとエキストラに参加した日のことはあまり思い出したくないんです。いや、映画に罪はないし現場が最悪だったわけでもないです!(でもちょっとピリピリして怖かった!)

 

「あ〜やっぱ自分はつくづく表舞台に立てるような人間じゃないな〜」と再認識する日々でした。ですが、せっかくなので出来るだけ面白おかしく書きます。

 

あ、主演の綾野剛さんはかっこよかったし、北川景子さんはとにかくキレイでしたよ!

 

映画「パンク侍、斬られて候」とは?

町田康の小説を原作とし、監督は石井岳龍、脚本に宮藤官九郎、綾野剛を主演として今年(2018年)の6月30日に公開されたのが映画「パンク侍、斬られて候」です。

あらすじは、綾野剛が演じる掛十之進が登場して腹ふり党の茶山半郎(浅野忠信)が現れて村人が踊り狂いだして猿が現れてひっちゃかめっちゃかする話しです。

 

公式サイトはこちら!

www.punksamurai.jp

 

 

僕が参加したのは村に腹ふり党の謎のカリスマ茶山半郎が現れて村人たちが踊り狂い出す場面の撮影でした。3日間参加する予定でしたが諸事情で2日間参加しました。

 

時代劇の衣装とメイクを体験!

撮影場所は時代劇ということもあり、京都の太秦(うずまさ)にある撮影所で行われました。

実家からは少し遠いので、早起きして現場に向かうことに。(ね、眠い…)

 

撮影所に着くと受付で名前を確認して今回の役を言い渡されます。

僕は行商人の役でした。

 

そして撮影所の倉庫?のような建物に移動し、荷物を置いて与えられたカツラと衣装に着替えます。今回、メイクや休憩時にお茶や飴を配ったりなどのお仕事は美容専門学校の学生さんがアルバイトとしてお手伝いされていました。

 

で、行商人になって日焼けメイクを施された写真がこちら…

 

 

f:id:giriholiday30:20180713200653j:plain

雑なモザイクで申し訳…

 

おお!これにはちょっと感動!

なかなか時代劇の格好をする機会なんてないですからね。 

 

 

暫く指定した場所に待機して、呼ばれた順番に撮影場所へ向かいます。

 

撮影現場の雰囲気を体験!

撮影場所に到着するやいなや、現場監督に「日焼けの塗りが甘い、やり直して来て」と僕含めて何人かがやり直しを命じられました。なんつーかこの時点で撮影現場独特の体育会系なピリピリ感を感じてしまいました。(僕だけかも知れませんが)

 

怖〜と思いながらメイクをしてもらったところへ引き返します。

しかし来た道がごちゃごちゃしていたので迷ってしまい焦りました…

 

あと、撮影のセットの作り込み度に感動しました!

公式サイトの「ストーリー」を見てみてください。バックに写るまさにあの場所に僕はいました。細かいところまで作り込まれてて大変だったんだろうな〜なんて思いました。

 

あ、この辺りで綾野剛さん登場ですよ!

「おはようございます」って普通に目の前を通っていかれました…

 

過酷だった振り子担ぎの行商人役

行商人の何人かは商売用の振り子を担ぐ係に。僕はこれを任されたんですが、これが結構重いんですよ。しかも普通、棒の部分を掴んで移動するスタイルかと思うんですが、美術さんっぽい人が現れて「バランスが悪いから落とさないようにカゴを掴んで移動してね」って言われました。本当にバランスが悪くて、カゴを掴むと肩から振り子がズレ落ちそうになるし、おまけにこの炎天下で冷や汗タラタラですよ。

 

で、流れを掴む為におのおの指定された通りに移動してみることになり、僕はカメラのある方から奥に向かって移動することに。「もっとゆっくり移動して」と言われながら何回かやり直すんですが、スタート位置に戻る度に振り子の紐がバカになってどんどんバランスが悪くなる…(一応カゴの中にはダミーの果物等が入ってました)

 

撮影の段取りがよくわからずエキストラごときが現場監督に質問するわけにもいかず、再度同じように移動したら役者さんの流れを掴むテストだったのか役者さんの邪魔をしてしまう場面もあってもう辛かったです。(別に何も言われませんでしたが)

そしてやっぱり邪魔だったのか、スタート位置を変えられてしまいました。(遠くの方の橋があるところから手前に移動してくる感じになりました)

 

その後近くにいたスタッフさんからいろいろ指示があり、指定通りの演技をすることになります。最終的に僕が掴んでいる振り子を乞食が盗もうとする(ちょっかいをだす)流れになりました。この一連の流れを何度かテストし、いよいよ本番で何度か同じシーンを撮ります。

 

「どうせ映ってないだろう」と本番では乞食がちょっかいを出してきても簡単に嫌がるそぶりをしていたら、スタッフさんに「もっと叫んで!(演技して)」とか言われちゃってさあ大変!

演技なんてほぼしたことないし内気で恥ずかしがり屋な自分はこれには参りました。エキストラでも(場合によっては)それなりの演技をしないといけないようです。

 

その後は意を決して、撮り直しの度に「オイー!ヤメロヨォーー!!」なんて下手くそな大根演技をかますわけです。アドリブ効かないから何度も同じ演技をするわけです。もう見てらんない。

しかも近くに小さいカメラを持ったカメラマンまで現れていよいよ手を抜くわけにはいきません。周りの乞食たちもヒートアップしちゃって僕が掴んでいる振り子の箱を引っ張ってきたりしちゃってガシャーン!!

 

箱は外れて中身が飛び出す始末…

 

 

はいカットー!!

 

なんて声はかかりません。だって映ってないんだから。

箱が外れて中身が飛び出すも撮影は継続。アドリブが効かない僕はどうすればいいかもわからずタジタジ…

 

その後カットがかかり壊れた箱や飛び散った中身を、さっきまでちょっかいを出してきた乞食たちが「ごめんね」とか言いながら優しく直してくれました。その優しさに触れながら僕は「早く帰りたい!」と胸の中で叫んでいました。カメラの前で堂々と演技をする役者さん達は凄いなぁ!マジでど変態って思いました。

 

そんなことを繰り返してようやくこのシーンの撮影が終了。

次からは重い振り子を担ぐ必要がなくなります。

 

 

ちなみにテスト段階では浅野忠信さんや北川景子さんは現れず、違う役者のタマゴさん?を置いて流れを把握していました。

 

北川景子さんはべっぴんさんでした!

次は腹ふり党という謎の集団が舞台に現れて、村人たちが「なんやなんや?」って不思議そうに集まって舞台を囲むっていうシーンの撮影です。もう振り子は置いちゃって文字通り肩の荷がおりました。

 

そしてこの辺にくると沢山芸能人が見れました!

主演の綾野剛さんは目の前を通ると、浅野忠信さんはイメージ通り場を和ますし、ふんどし姿の染谷将太さんは肌が白かったです。で、至近距離で見た北川景子さんはまあ目ん玉飛び出るほどのべっぴんさんでした!衣装の着物がまたよく似合ってました!

 

遠くの建物にいる綾野剛さんが、舞台の上にいる北川景子さんにちょけた感じで手を降って笑わせたり、出演者さんたちは和気藹々とやっていましたね。ただ現場の雰囲気は結構ピリピリしていました。うわ〜こんな現場なら俺すぐ心が折れるわーなんてまた気分が下がりました…。

 

午前中の撮影が一通り終わったあとはお昼休憩です。

 

お昼は弁当が支給されます。

お昼はエキストラ用の休憩室でお弁当のお茶が支給されます。

だいたい一時間くらいの休憩時間がありました。

この間もエキストラが必要じゃないシーンの撮影を行われていたかも知れませんね。

 

日焼けメイクにボロボロの衣装を着た汚ねぇ乞食や行商人たちが弁当を食べたりスマホを見たり喋ったりとおのおのの時間を過ごします。

 

メイク直しで芸能人気分!

午後からの撮影は、わらわらと舞台周りに集まった村人たちがマドンナの ろん(北川景子)が投げる謎の実を食べて踊り狂うシーンです。「おへど!おへど!」と言いながら舞台の周りをグルグル回ります。

北川景子さんが投げるものは、テスト段階ではお菓子で代用されていましたが皆んなこれ欲しさに群がってしまいさすがの北川景子さんも笑っていました。残念ながらお菓子を受け取ることは出来ませんでしたが、本番で投げる謎の実(これも食べれます)をゲットしました!

 

で、撮影が止まる度に建物の影に避難します。なんせ炎天下で暑い!

そして専門学校の子たちがうちわで仰いでくれたり、メイクや髪型を直してくれたりお茶や塩飴を持ってきてくれたりとまるで芸能人気分でした!

 

エキストラを趣味とする常連さんの存在

そんな待機時間に同じくエキストラとして参加されていた方とお話しました。

実はエキストラに参加することを趣味とする常連さんが多いんです!

 

その方は最初にエキストラとして参加した撮影現場でとある女優さん(誰かは忘れました…)を目の前で見てあまりの綺麗さに「こんな世界があるんだ…!」と感動し、度々エキストラに参加するようになったようです。

あるドラマの撮影では、ひょうんなことからタクシーの運転手役に抜擢さて少しの台詞を与えられたそうな。そして車内で女優さんとお喋りもしたようです。

 

エキストラ参加を趣味とするくらいだから、皆さんどこにいたら映るのかちゃんと把握されているようです。不思議なものでそれなりの演技をしようとするから現場監督に「いやここでは演技はしなくていいです」なんて言われている方もいました。笑

 

カメラに映りたい!少しの演技もへっちゃら!な人には有名芸能人も間近で見れるし良い趣味だと思います。

 

「おへど!」祭りで撮影が終了!

そんなこんなで夕方過ぎにこの日の撮影は終了。

撮影は終了したのにテンションが上がった我々村人たちは「おへど!おへど!」とおへどコールをし続けたら浅野忠信さんもテンションが上がって踊り始めました。そして石井岳龍監督も舞台に上げて巻き込む始末。そんな楽しい感じでこの日は終わりました。

 

控え室に戻る時に目の前に北川景子さんが歩いていて、これまた衣装が変わっててめっちゃ可愛かったっていうね。皆んな「お疲れ様です!」と言ったら笑顔で応えてくれていましたね。

 

ウェットティッシュでメイクを落とし、着替えて帰ります。

最後におにぎりとお茶が支給。そして粗品であるパンク侍ロゴ入りトートバックを貰いました。(次の日は色違いでした)

 

次の日の撮影は念道力を使うオサムという若者がその不思議な力で石を持ち上げ投げるシーンなんかを撮影しました。もちろん石は持ち上がらないので、石が持ち上がったと想定して村人たちは不思議そうに顔を上げる演技をします。

とにかく途中で土砂降りになってほとんど撮影が止まっていましたね。我々エキストラはずっと待機をしていましたが、満足に撮影できずに一部のエキストラを残して終了した感じでした。

 

本編では映っていたのか?

公開されたパンク侍、見てきましたよ!

映画って撮影し始めてから上映まで一年もかかるんですね!

 

で、本編で映っていたのか?って言うと…

 

 

全然映っていねぇじゃねーか!!

 

あんだけ苦労したあの振り子のシーン。あの大根演技をさせられた振り子のシーン、映っていませんでした。いやいや、これで良かったんです。あんなもの公開されるわけにはいきません。(まあ当然カットだけど)

 

その他のシーンでもしかしたらチラッと映っているようにも見えましたが、停止して見ないとわからんレベルです。でもその時に顔を覚えていたエキストラさんは結構映っていましたよ!

 

まとめ

というわけで、今回の映画のエキストラ参加についてまとめると…

 

・綾野剛はかっこいい

・北川景子は美しい

・撮影現場の雰囲気が分かる

・少しの演技はする必要がある

・エキストラには常連がいる

・お弁当と飲み物が支給される

・記念品も貰える

・俺は表舞台に向いていない

 

以上が参加をしてみてわかりました。

 

おわりに

今回の撮影で現場監督を始めとしたスタッフさんが若干ピリピリモードでビビりましたが、そんな中でもADの若い男性がとても愛想を良くて頑張っておられました。

偉そうなことを言える立場ではないですが、初心を忘れずこれからも頑張って良い映画を作っていって欲しいですね。まあ、気が強くないと現場ではやっていけないんでしょうな〜(俺はダメだー!)

 

基本的にエキストラの体調管理もしてくれるし、簡単な段取りも伝えてくれます。ボランティアなので普通にやってて怒鳴られることはないと思います。

 

もし興味のある方、憧れの芸能人も会えるかもしれないので(もちろん基本的にお話はできません)、社会見学としてエキストラに参加してみてはどうでしょうか?

 

俺はもう2度とお断りだけどな!